都会暮らしも 少し慣れたけど
始発列車の音は寝れない
アパートに住み着いた ノラ猫親子も
早朝の「おはよう」は迷惑そうだ
目覚めのコーヒーも いつからだろう
缶コーヒーに変わってた
「メリーゴーランドのような毎日じゃ
息がつまるよ」なんて
今日もまた自販機に話しかけてる
塞ぎこむくらいなら
いっそ故郷（いなか）に帰ろうか
朝焼けのオレンジが滲む
まぶたに浮かぶ空
今でも同じ色のまま
恋しいよ
憧れてた この街のにおいも
眠らない夜も 嫌いじゃないよ
でも忘れた頃に届く 故郷の便りに
今日も帰るキッカケを探してる
ため息つきながら
やるせなさを飲み込んだ
「もう少し あと少し」なんて
思えば思うほど
遠い空が近づいてくる
恋しいよ
塞ぎこむくらいなら
いっそ故郷（いなか）に帰ろうか
夕焼けも優しく
まぶたに浮かぶ空
今でも同じ色のまま
恋しいよ
帰ろう
